恥ずかしながら、333ESXは東京の自宅にもあるし、金沢にもあるし、部品取りもあるし…いやほんと。なにやってんだか。
アンプですからもちろん根本的には壊れませんが、ダメになるところは定番のところばかり。
ちょっとしたところですが、手をいれてやるとだいぶ気分が変わりますよ。

定番修理その1は、電源のパイロットランプ。
このアンプは最初電源を入れると、赤ランプがついて、その後スピーカーリレーが入ると緑ランプになるのですが、いつまで経っても赤です。
アンプとしてはちゃんと動いているので、実用上なんの問題もないのですけどね。ただの球切れです。

ここだけ外せるようになってる、ってことはよく球切れするってことなんでしょうかね。
直径4mmのムギ球に赤と緑のカバーが被せてあるんですが、直径4mmのムギ球ってのがなかなかないんですよね。
で、みなさんいろいろ工夫というか、ありあわせのものでなんとかするというか。
で…。今回はハリガネで固定して無理矢理な感じになりましたが、実用上まったく問題なしなので、ヨシとします。
LEDにしちゃえばいいじゃん!なのですが、ちゃんと抵抗をいれてやらないと、赤・緑がスイッチしなくなっちゃうんですよね。
でも、ここに何ボルトかかってるのか今まで知らなくて、抵抗値が決められませんでしたが、

わかったので、次に切れたらLEDにします。
なにはともあれ、ちゃんと動くようになると気分がいいものです。
定番修理その2は、スピーカーリレー。

これも特筆することがないくらいの定番ですか。
電源いれても、音が出たり出なかったりとか、しばらく出ないとか、ボリュームを上げるといきなり音が出るとか、そういうのはこれ。
MATSUSHITAのリレーがついてますが、これは新品から未交換ということかな。
リレーの中の接点を清掃するってのもありですが、もう30年モノなのでいさぎよく

OMRONの同等品に交換。
なんべんやってもリレーを脱着するときに、半田ごてでスピーカー端子をちょっと溶かしちゃいますね(気をつけてるのに)…。
それはそれとして、持論なんですが(いや、ぜったい間違ってないと思うけど)
アンプのスピーカーリレーって、クルマで言うところのタイヤだと思うのです。

すべての音は電磁石で押しつけられるこの小さい接点を通っていくんで、どんな高級アンプだろうが、どんな太いスピーカーケーブルを繋いでいようが、ここがガビガビだと台無し。
スーパーカーに使い古した坊主タイヤみたいな話です。
古い高級品よりは安くても新品ってところもタイヤと同じかな?と思います。
日々少しずつ劣化していくので、悪くなったのもなかなか気づかず過ごしてしまいますが、
ダメになりかけのリレーは換えると、三流オーディオマニアでも耳から鱗が落ちるくらい音が変わりますよ。
あとは、バイアス電流を調整したり

ツマミ類は洗剤で洗って(これ、自宅でやると嫌がられますが、やり放題)

だいたいできた。

自画自賛、我田引水ばかりですが、なかなかよろしいです。失礼しました。
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